フィンランドの外観検査機、見えないものを見える化へ

一般的に、めっきのような光を反射するような表面の外観検査はヒトの眼にとっても困難ではあるが、Helmeeが自動で検査を行うことを可能にしたその秘密は、同社が国際特許を持つCSDテクノロジーにある。この特許技術により、あらゆる形を持つ立体物の自動検査を実現可能にしている。
人の眼では困難な理由がある
表面からの反射光が検査を妨げる問題をHelmeeの検査機は逆手にとった。つまり、表面が光を反射することを利用しているのだ。Helmee CSDシステムは製品の表面から反射光を得るために、特定の模様の光を製品の表面に照射しているのだ。次に、カメラの活用である。CSDシステムはHelmeeのソフトウェアによって分析することにより主に3種類もの画像を作成する。この三種類というのは、グレイスケース画像、人の眼には見えない欠陥を見える化するクオリティー画像、立体的な欠陥を見える化するシェイプ画像である。ソフトウェアによって分析、作成されたこの画像を使って、CSDシステムは自動車部品の品質検査において99.97%の正確性をたたき出した。これはつまりこの分野でいう300ppmに当たり、不良発生率0.03%、つまり一万個に3個が誤選別される計算になる。
Helmee CSDは人による目視検査に置き換わる。しかし、もちろん何を置き換わったのか知っておく必要がある。言うまでもなく人には眼があり、それを主に品質検査を行っている。

Helmeeの自動外観検査技術の秘密はその眼にある。
そしてもう一つ、Helmee CSDは人の脳も置き換えている。脳は手を動かす指令を送り、取得した画像を基に、良品か不良品かの判断を下している。機械化された脳はそういった繰り返しの作業にはぴったりである。人の脳のように二日おきに変わる判断基準に対してストレスを感じることなく適応できる。費やす時間に関して言えば、機械はお昼ご飯やトイレ休憩などを考慮にいれずに働いてくれる。さらに、機械は記憶能力に長けている。つまり、検査する製品が変わったとしても、変更があったと機械に教えさえすれば検査の最初から最後までその検査結果は常に最高の状態で維持されることが可能なのだ。
人に置き換えるべく、Helmee CSDシステムは人と同じく眼、手、脳を持つターン・キー方式を導入している。とはいえ、Helmee CSDの秘密はその『眼』にあるので、もちろん、希望であれば自分自身で製品の取り扱い方法を整えて使用することも可能である。

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Helmee 佐々木遼子
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